資産形成や資産運用など資産にまつわる4つの言葉

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前に比べて資産形成だったり資産運用だったりの言葉を多く聞くようになりましたが、資産にまつわる4つの言葉を一度整理しておきたいと思います。

初歩的にはなりますがここが理解できておらず、実は自分がさまよっていることを知らずに、いつの間にか大切なお金を失っている方がいらっしゃるのが事実です。

資産をコツコツ積み上げていくのか、今ある資産を働かせるのかなど、資産形成と資産運用は似ていますが実は違うんですね。

『資産』にまつわる4つの言葉。それは、

  • 資産形成
  • 資産運用
  • 資産保全
  • 資産継承

こちらをもう一度理解をしてもらうことによって、ご自身が今どこからスタートすべきなのか分かると思います。では見ていきましょう。

資産にまつわる4つの言葉と
その目的

資産形成も資産運用も今では馴染みのある言葉になりましたが、その先に「もう2つ」あります。それが「資産保全」と「資産継承」です。流れとしては、

  1. 資産形成
  2. 資産運用
  3. 資産保全
  4. 資産継承

になりますが、「ゼロから資産を形成し、築いた資産を大切な人に受け継ぐ」という入口があれば出口もあるので、この4つのステップを踏まえて資産管理しなければなりません。

もちろん築いた資産は使い切るという方もいますが、それも出口の一つですね。

それぞれ解説していきます。

①資産「形成」

資産形成は、社会に出て収入を得ながら、現役引退するまでに資産を積み上げていくことを言います。

資産形成の目的は、「幸せな人生を送るために、お金の面で困らないようにすること」

今流行りの「つみたてNISA」がこれに当たりますね。老後資金などの準備で活用される方も多いと思います。

方法は、20年〜といった長期間を前提に現役引退までに収入の一部をコツコツと投資に回すか貯蓄をしていく方法です。

②資産「運用」

資産運用は、資産形成でできた資産を増やしていくことを言います。

資産運用の目的は「お金をより働く金融資産に変えて運用し、効率的に増やすこと」

収入の一部をコツコツ貯蓄や投資に回し、それで築いたまとまった資産を増やすために行います。

方法は、預金、国債、投資信託、株式投資、外貨預金、不動産投資etc…など、様々な方法があります。

③資産「保全」

資産保全は、資産運用でできた資産を減らさずに守っていくことを言います。

資産運用の目的は「インフレなど環境の変化に負けず、資産価値を下げないようにすること」

例えばせっかく5000万円まで増やした資産も、インフレなどで円価値が目減りすると、5000万円はその価値を保てなくなります。

100万円でも同じですね。今までは100万円で変えていたものが120万円出さないと変えなくなるのがインフレです。

国は年2%のインフレ率を目指していますが、2%のインフレ率と同水準以上で資産を増やさなければ、金額は増えても価値が減っているので資産を守ってるとは言えません。

方法は、通貨分散、時間分散、信託etc…など、様々な方法があります。

④資産「継承」

資産継承は、作り上げた資産を次の代へ引き継ぐことを言います。

資産継承の目的は「大切な資産を自身の想いと共に大切なひとに引き継ぎ受け継いでいくため」

最後の出口となるのが資産継承です。

ゼロから資産を形成し、形成したまとまった資産を運用し、価値を守るために資産を保全し、最後にその資産を大切なひとに引き継いで受け継いでいく。

子供や孫に資産を残したいと思う方も多いと思いますが、資産を残すにも国にお金を払わなければいけません。それが相続ですね。

争続とも言いますが、相続が争続となるのはもはや富裕層だけではありません。実は普通のご家庭が最も多く争続が発生しています。

大切な資産を少しでも多く残すために、築いた資産をその後どうするのかを考えることは非常に重要です。

方法は、

信託(金銭・不動産・生命保険)etc…など様々な方法があります。

まとめ

資産にまつわる4つの言葉。それは、

  • 資産形成
  • 資産運用
  • 資産保全
  • 資産継承

の4つでした。

入り口でゼロから資産を形成し、過程で形成したまとまった資産を運用しながら価値を守るために資産を保全し、最後の出口でその資産を大切なひとに引き継いで受け継いでいく。

資産形成や資産運用という言葉に目が向きがちですが、資産価値を守り最後の出口も考えなくてはなりません。

こうしたステップで捉えると「お金の話は人生の話」ということがよく分かるかと思います。

今ご自身がどの段階にいるのかを把握し、それを実行することが重要です。

支出は経済を回すために大事なことですが、無駄な支出を続けると将来的に家計(家系)を圧迫してしまいますので、

  • 無駄な支出を減らし
  • 収入を増やす取り組みを起こし
  • 大切な資本「お金」を働かせる

この豊かになる3ステップ』を意識してライフプラン・マネープランを組み立てることが大切です。

僕は資産形成〜資産継承までトータルでアドバイスできますので、定期開催している「もっと早く知りたかったお金の話」もぜひご活用ください。

参考になれば幸いです。それでは。

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卯木 惟史

卯木 惟史

ファイナンシャルアドバイザー/ 資産形成・運用・保全・継承に関するサポートをしています。

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PROFILE

 

■卯木惟史

■ファイナンシャル・アドバイザー

■ファイナンス教育事業

■HP制作事業

■通信・共済事業

■お寺の19代目・現副住職

 

ど田舎のお寺生まれで今はファイナンシャルアドバイザーとお寺の二足の草鞋。

 

大学を卒業し、飲食業界・不動産業界・ブライダル業界を経て独立。

 

個人向けに資産形成・運用のアドバイザリー業務を行いながら、豊かな未来への架け橋となるようファイナンス教育を行っています。

 

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