セミリタイアと「4%ルール」

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「4%ルール」という考え方を聞いたことがあるでしょうか?

それはセミリタイアを本気で考えている人にとって知って欲しいルールです。

FIREの単語をよく聞くようになってから「4%ルール」も今までよりは認知されるようになったのではないかと思います。

4%ルールは、アメリカで注目されている考え方で聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、

年間支出の25倍の資産を築き、
金利4%で運用していけば運用益で生活費をまかなえる

という考え方です。

この金利4%という数字は、アメリカのS&P株の成長率7%から、インフレ率3%を引いた計算から出された数字です。

つまり4%で運用できれば、年間支出の25倍の資産を用意できれば、理論上はセミリタイア可能ということですね。

年間支出の25倍の資産を作る

年間支出が200万円であれば、
▶︎▶︎▶︎25倍の5000万円

5000万円を金利4%で運用していけば、年間で得られる利息は200万円。月にすると約16万円の利息収入になります。

年間支出が300万円であれば、
▶︎▶︎▶︎25倍の7500万円

7500万円を金利4%で運用していけば、年間で得られる利息は300万円。月にすると25万円の利息収入になります。

つまり、月に16万円の支出(生活費)がある方は、5000万円の資産を用意して4%で運用すると利息だけで生活ができる状態になるということですね。

4%ルールを日本に置き換えると

この4%ルールはアメリカでの考え方で、インフレ率も日本とは違い、日本が目指しているインフレ率は「2%」と1%低いですね。

そうなると4%と考える必要のないため、日本においては「5%ルール」もしくは「6%ルール」といったところでしょうか。

もし5%の運用益を期待できるなら、5000万円あれば1年で250万円の利息ですので、月にすると20.8万円で生活できることになります。

5000万円あれば
セミリタイア可能

セミリタイアという概念の上であれば、5000万円あれば十分実現できるでしょう。

  • お金を増やしたいと思ったことがある人
    →8割
  • 投資しようと考えたことがある人
    →8割中5割

このようなアンケート結果もある中で、知っているか知らないかで数千万円の差が出る世の中です。

また海外に視野を広げてみると年利10%なんてのはザラですので、日本に置き換えた5%ルールで比較すると、月で約20万円/年間250万円/20年間で5000万円の差が生まれます。

いかに知っているか』が大事なのが分かりますね。

まとめ

  1. 月の支出(生活費)を出してみて、年間支出を計算する
  2. 年間支出×25=◯◯◯万円
  3. ◯◯◯万円をいつまでに用意するか目標を立てる
  4. 「いつまで」が決まったらそこから逆算して年利4%以上でお金を働かせる
  5. 目標金額に達したら『セミリタイア』

ざっとこのような流れでしょう。

この4%ルールはあくまでも理論上の計算なので注意が必要ですが、目安としてとても参考になると思います。

僕自身、平均しても年5%〜10%くらいでお金を働かせているので、4%という数字は全然難しくありません

ただこれは知ってるか知らないかの違いですので、情報収集が肝になってきますね。

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参考になれば幸いです。

それでは。

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卯木 惟史

卯木 惟史

ファイナンシャルアドバイザー/ 資産形成・運用・保全・継承に関するサポートをしています。

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PROFILE

 

■卯木惟史

■ファイナンシャル・アドバイザー

■ファイナンス教育事業

■HP制作事業

■通信・共済事業

■お寺の19代目・現副住職

 

ど田舎のお寺生まれで今はファイナンシャルアドバイザーとお寺の二足の草鞋。

 

大学を卒業し、飲食業界・不動産業界・ブライダル業界を経て独立。

 

個人向けに資産形成・運用のアドバイザリー業務を行いながら、豊かな未来への架け橋となるようファイナンス教育を行っています。

 

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