「金利」っていう言葉、よく耳にしますよね。お金を借りる時に出てくるアレです。
「マイナス金利政策」とか「今なら30日間金利0円!」などという言葉もあって、理解しづらい金利。
「利息」や「利子」なども金利の同義として使われますが、金利って一体なんなのでしょうか?
金利の根本的な仕組みは、そんなに難しいものではありません。
金利はお金を借りるときのレンタル料
借りたものはちゃんと返す。これは当たり前の話ですよね。
しかし、借りていたものを返す時には、自分が持っていないものを他人から借りたら、ちょっと色を付けて返すマナーというものがありますね。
例えば、
「あ、お醤油切れちゃった!」と、お隣さんから醤油を少し借りるとします。
借りた醤油を返す時に「助かりました!良ければこれどうぞ。」と少し色を付けて返すといった具合です。
金利とは、「良ければこれどうぞ。」のマナーの部分を制度化したものになります。
借りたお金に色を付けて返す。これが金利です。この色を付けて返すというのがレンタル料=金利になるわけですね。
醤油の他にも、今の世の中は色々なモノをレンタルすることができます。
例えばレンタカー屋さんで車を借りたら、車を自由に使わせてもらう対価としてレンタル料がかかります。
レンタルDVD屋さんでもそうですね。映画DVDをレンタルして、好きな映画を自宅で楽しむ対価としてレンタル料を支払います。
借りる対象が車やレンタルDVDじゃなくて、お金でも理屈は一緒です。
お金を持っていない人は、何かをする為に他人からお金を借ります。お金を借りて何かをする為の対価としてレンタル料を支払うということですね。これが金利です。
少し色を付けて返す
金利と聞くと取っ付きにくい印象がありますが、理屈は至ってシンプルなレンタル料です。
モノには様々な価値があります。
レンタカーで車を借りる時も、仕事で急に必要になった時は便利な道具になりますし、旅行で借りる時は、自由に色んな場所へ行って旅行を楽しむことができます。
レンタルDVDもそうですね。今はNetflixなどの動画配信サービスの普及により、レンタルDVDの需要は以前よりかは少なからず落ちたと思いますが、DVDを借りるという行為は、そのDVDを所有していないから借りるのであって、所有せずとも観たい映画を観られるという価値があります。
お金の同じです。お金には「金額」という価値があります。
その価値を得る対価としてレンタル料を支払うわけですね。
そのレンタル料を国が制度化したのが金利です。
「金利って何?」と聞かれたら、
「お金を借りる時はレンタル料だよ」と答えてあげましょう。
それでは。