嫌われる営業マン。僕は長年、営業という仕事に携わってきましたが、以前は僕もそうだったと思います。
また以前の僕のように営業マンとして嫌われている人は、世の中にたくさんいると思います。
全く興味もないのに、しつこく同じ人から勧誘の電話がかかってきたり、単に知り合いを増やしたくて交流会に行ったら何かの商品やサービスを勧められたり、営業マンに対してネガティブなイメージを抱いている人も少なくありません。
ではなぜ営業マンは嫌われるのでしょうか?
答えは一つです。
売り込みに必死すぎて
お客様の不安や悩みを聞こうとしていない
人は売り込みをされると嫌悪感を抱きます。たとえその商品やサービスがどんなに素晴らしくても、売り込みをされた営業マンの話は聞こうとしなくなります。
お客様の不安や悩み、問題や課題を知ろうとせずに、自社の商品やサービスを売り込もうとするから嫌われるのです。
もしあなたが誰にも言えないような悩みを打ち明けて相談した時、「あーそうなんだ」と相槌はうつものの、「でさー、ところでさー」と自分の話をし始めたらどう思うでしょうか?
「相談相手を間違えた」
「この人に話すんじゃなかった」
「こんな人に相談しなきゃよかった」
と、落胆しますよね。
実は、これと同じことを営業マンは無意識のうちにやってしまっているのです。
セールスマンを忘れて
問題解決マンになろう
営業として大事なことは商品やサービスを単に売ることではありません。
商品やサービスを通して、お客様の悩みや不安、お客様が抱える問題を解決することにあります。
顧客満足度という言葉がありますが、僕は売ろうとすればするほど顧客満足度は下がってしまうと思っています。
なぜならゴリ押しされて買っても、買うに至るきっかけがゴリ押しであって問題解決ではなく、顧客満足は、商品やサービスによって不安や悩みが解決できた時にこそ実現するからです。
買ってと言われたから買うのではなく、その商品やサービスで悩みや問題が解決できるから買うのです。
営業の仕事は
とてもシンプル
いかに売るかを考えるのではなく、まずはお客様の悩みや不安、問題や課題をよく聞くに徹する。
その上で、それらの悩みや不安、問題や課題を、あなたの商品やサービスを通して解決する。
営業の仕事はとてもシンプルです。
売ることばかりに気を取られずに、まずはお客様の問題を解決することを第一に考えてみましょう。
「あなたと出会ってなかったら、ずっと悩んだままだった。これでもう解決できるよ。ありがとう。」
この言葉を引き出せたら、もうあなたは営業のプロです。
それでは。