突然ですが質問です。
手元の運用資金100万円を10年で2倍にする為には、運用利回り何%あればいいか?
手元の運用資金1000万円を運用利回り7%で運用した場合、2倍になるのは何年かかるか?
これを質問されて、パッと10秒くらいで答えられる人は知っている人ですね。
単利・複利という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、複利の計算はとても手間がかかります。(簡単な人は簡単だと思いますが…)
そこで本記事でご紹介するのが『72の法則』
72の法則は、お金を借りる時・お金を運用する時などに使える便利な計算で、『お金が2倍になる期間』が分かる計算です。
【計算式】
72 ÷ 金利 ≒ お金が2倍になる期間
ニアリーイコール(≒)は正確ではないが、それに近いことを指します。正確な数字ではありませんが、複利での計算で大まかな数字は分かるので簡単にシュミレーションしたい時に重宝しますね。
この72の法則を知っている人は、iPhoneでちゃちゃっと計算できちゃうわけです。
それでは見ていきましょう。
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10年で2倍にする為の運用利回り
例えば、運用資金を10年で2倍にする為に必要な運用利回りを調べる計算は、
72 ÷ 10(年数)= 7%(利回り)
これだけです。
冒頭にあった「手元の運用資金100万円を10年で2倍にする為には、運用利回り何%あればいいか?」という質問も、100万円を10年で2倍にする為には、7%の運用利回りが必要ということです。
7%の運用利回りで2倍になる年数
例えば、運用資金を運用利回り7%で2倍になる年数を計算する為には、
72 ÷ 7%(利回り)=10(年数)
これもたったこれだけです。
冒頭にあった「手元の運用資金1000万円を運用利回り7%で運用した場合、2倍になるのは何年かかるか?」という質問も、1000万円を7%で運用した場合、10年で2倍になるということです。
同時に覚えたい
「100の法則」「115の法則」
このように72の法則は、知っておいて損はない知識になります。
72の法則は複利での計算になりますが、他にも『100の法則』や『115の法則』もあります。
100の法則
100の法則は、単利でお金が2倍になる計算です。
【100の法則計算式】
100÷金利≒お金が2倍になる期間
有名な言葉に、
複利は人類最大の発明だ。
アインシュタイン
という言葉がありますが、複利の72の法則と単利の100の法則を比べてみると、複利で利回り7%で運用したら資産が2倍になるのに10年でしたが、単利では14年(100÷7≒14)必要であり、4年も違うことが分かります。
115の法則
115の法則は、複利でお金が3倍になる計算です。
【115の法則計算式】
115÷金利≒お金が3倍になる期間
例えば、100万円を5%で運用して3倍になる年数は、
115÷5(金利)=23(年数)
となり、約23年必要ということが分かります。
まとめ
72の法則はとても便利な法則です。
これを使って計算すれば、複利がいかに凄いか、銀行の普通預金(0.001%)に入っているお金が2倍になる年数や、リボルビング払い(約15%)で元金が何年で2倍になるかも分かります。
普通預金で2倍になる年数は、約72,000年後・・・
リボ払いの場合、約4.8年で2倍・・・
とんでもない数字ですね。
それでは。