健康は永遠のテーマであり、生涯を終えるまでずっと健康でいたいものですよね。
ですが…
身体は健康でも資産管理や経済的に不健康になると、負のスパイラルに陥り結果的に身体も不健康になってしまいます。
ファイナンシャル・ウェルネスを日本語に訳すと、「金融の健康度」
アメリカでは、従業員のファイナンシャル・ウェルネスに注目しサポートするためのプログラムを導入する企業が増えてきているそうです。
この記事では「金融の健康度」を知るための4つの要素や、個人ができる老後に備えた効果的な取り組みについて触れていきます。
ファイナンシャル・ウェルネス
4つの要素
ファイナンシャル・ウェルネスの要素について、CFPB(米国消費者金融保護局)は次の4点を挙げています▼
- 日々、月々の金銭を管理する能力がある
- 金銭的なショックを吸収する能力がある
- 金銭 (財務) 的な目標の達成に向かっている
- 人生を楽しむための選択ができる金銭的な自由がある
ファイナンシャル・ウェルネスが低下することは、収支のバランスが崩れて資金繰りに困ったり、借金を抱えていたり、金銭的な余裕がなく精神的な負担に繋がり、仕事や生活がままらなくなる状態です。
精神的な負担が大きくなると治療費等の支出が増えてしまい、さらに資金繰りに困ってしまう…
という負のスパイラルに陥ります。
多くの人が抱えている課題である、「予期しない事態に備えた貯蓄が無い」ことも、ファイナンシャル・ウェルネス低下に繋がっていきますので、そうならないよう、ファイナンシャル・ウェルネスを向上させる取り組みが大事になってきます。
ファイナンシャル・ウェルネスを向上させる
効果的な取り組み
その取り組みとして最も手っ取り早い方法が、
「支出を減らす・収入を増やす・お金に働いてもらう」
というシンプルにこの3つだけです。
必要のない高額な保険や通信費、払っていることを忘れている月額サービス、日々の無駄な買い物…etc
特に毎月必ず支出する固定費の見直しは欠かせません。
固定費の見直しで最初に出てくるのが保険に関してです。
本人は必要だと思って加入した保険もよくよく考えてみれば必要なかったり、月々2万円〜3万円以上の保険料を支払っている方は見直してみることをお勧めします。
保険はあくまでもいざというときのための保障です。終身保険等の貯蓄性保険は保障に係るコストが無駄になるので、保障は保険、貯蓄は別の金融商品で投資をすることを視野に入れてみてください。
通信費に関しても、格安SIMもしくは大手キャリアが出している格安プランに変えると、毎年数万円の節約効果があります。
収入アップについては夫婦共働きや副業に取り組んだり、転職してキャリアアップできると収入を増やすことができます。
そしてお金を働かせることはとても重要なことです。
可能であれば月の手取り収入の10%~20%ほどを投資に回しお金に働いてもらうことを考えてみましょう。
増えない預金口座に置いててもインフレが進めば円価値は目減りしますし、相対関係にある「ドル資産」を持つことも検討すべきだと僕は思います。
まとめ
お金の悩みが大きければ大きいほど心身ともに疲れてしまいます…
先に挙げたファイナンシャル・ウェルネスの4つの要素
- 日々、月々の金銭を管理する能力がある
- 金銭的なショックを吸収する能力がある
- 金銭 (財務) 的な目標の達成に向かっている
- 人生を楽しむための選択ができる金銭的な自由がある
こちらを意識することで、自分自身のファイナンシャル・ウェルネスを守り、経済・心身共に豊かでありたいですね。
それでは。
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