見えない敵と戦った1年
2020年、大変な1年でしたね。コロナという見えない敵が現れて、生活環境が急激に変化した1年だったと思います。
コロナ関連で倒産した数は全国で851に及びます。倒産は免れたとしても給料が減ったり収入や収益が激減した方も圧倒的な数でしょう。
特に飲食業、ホテル・旅館、観光業などは深刻なダメージを負い、医療も逼迫した危機的な状況にあります。
また、オンラインへと急激にシフトせざるを得なかった状況で、今まで普通だと思ってたことが実は無駄だったり、効率化の面で色々と可視化できた部分もあったかと思います。
誰もが予想していなかった出来事が起きたわけですが、チャールズ・ダーウィンも言ったように、急激な変化にいち早く対応できるかどうかが、生き残るカギとなることを広く知らしめることになりました。
「働き方」と「お金」の関心が高まった
一方、コロナによって生活環境が激変した中で、「働き方」や「お金」についての関心がかなり高まった1年でもあります。
なぜなら収入の柱が1本だけではリスクがあることを肌で感じ、「このままではまずい」とリアルに感じたからだと思います。
そんな中、副業のニーズが高まり、いわゆる「怪しい案件」に手を出して痛い目を見た方もたくさんいらっしゃるでしょう。
怪しいか怪しくないかなどの相談もよく受けますが、生活がコロナによって脅かされ、今後の人生や働き方・お金や資産形成に対して真剣に向き合う方がたくさん増えた印象です。
一家の大黒柱をもう1人、もう2人増やすことが生きていく上でリスクヘッジになり、急激な変化にも対応しやすい状態を作り上げます。
空いた自分の時間を使って別の収入の柱を作るのか、自分の時間を使わずともお金に働いてもらうのか、試行錯誤や知識・情報を集める1年になった方も多くいらっしゃいました。
ファイナンシャルアドバイザーとして
自分自身、今年1年が今までで一番の成長度合いだったと思います。
年間で4000名を超える方々に参加して頂いているお金の勉強会セミナーは、オフラインからオンラインへとシフトし、中立的な立場で情報提供を行い、海外や日本との比較・金融の最新情報なども情報提供しております。
小学校や中学校の教員様向けにもセミナー講演をさせて頂いたり、企業様向けにもセミナー講演をさせて頂き、その中で資産形成の目的や重要性を理解してもらえたなど、とても満足度が高いセミナーにすることが出来ました。
2020年1年を通してお金についての関心が高まり、2021年はそれがもっと加速する年になるでしょう。
お金の話は人生の話
お金と人生は切っても切れない関係であり、お金について考えることは人生について考えることだと考えています。
お金は人生のあらゆるものと複雑に絡み合っていますので、例えば保険のように部分的な最適化ではなく、トータルの全体最適化が必要です。
知識は学べば付いてきますが、1人のアドバイザーとして・1人の経営者として「お金についてはギブさん」と言ってもらえるよう、2021年も努力を続け精進して参ります。
今年から進めていた金融教育プロジェクトも、2021年は忙しくなりそうです。学校の先生方や士業の方々と協力し、小中高大など年代別に分けた金融教育のコンテンツを形にし提供していきます。
2020年は本当に大変な1年でした。
医療従事者の方々には、心より感謝を申し上げます。
ブログを見てくれている方やお世話になった方々、2020年ありがとうございました。
2021年良いお年をお迎えください。